輸入物販研究ブログ SPARKY!!

G13です。ブランド品の輸入業をメインにビジネスを展開中。法人設立から4期目。副業としての輸入転売から独立以降の成長の軌跡をたどり、2018年12月に月商1400万を達成したノウハウを書き記していきます。 販売媒体は、自社通販サイト、楽天、BUYMA、メルカリ、ヤフオク。

ベンチャー修行記 ③越境ECを語る

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はい、今日は僕がベンチャー修行時代に学んだことの二つ目、

越境ECについて語っていきたいと思います。

 

越境ECとはなんぞや、みたいは説明は省きます。

要するに通販サイトで海外に販売することです。

 

今回はその越境ECについて、

僕が学んできたこと、実践してみたことに関して、

説明していきたいと思います。

 

 

修行先の越境EC

 

まず、修行先の越境ECについて。

前にもブログで言ったかと思いますが、

修行先はブランド品の中古買取、サブカル系の中古買取で、

会社を大きくしていました。

 

サブカル系というのは、例えばアニメや、原宿系ファッションなど、

日本発祥で海外からも人気のある商品です。

 

僕が修行していた会社では、

サブカル系の通販サイトをしていましたが、

その5割以上が実は海外からの注文でした。

 

これに関しては完全に目からウロコだったのですが、

その通販サイト自体も、当時は英語対応など一切していませんでした。

日本語しか書かれていない、海外の人からしてみれば、

全く意味のわからないサイトです。

 

それでも検索を重ねてそのサイトにたどり着き、

翻訳機能をつかったり、facebook上から問い合わせるなりして、

海外のお客さんがばんばん商品を購入していました。

 

要するに日本発祥の文化が、SNSなどで拡散して人気を博しているものの、

なかなか各国にそれを売っている場所がない、

という状況が生み出した産物だと思います。

 

海外からの購入に関してはほとんどがアメリカで、

次にヨーロッパ圏と中国がくる、という感じでした。

 

その当時は、結構越境ECブームというか、

いろいろなところで越境ECが取り沙汰されて、

多くの会社が参入していましたが、うまくいっている会社はなかなかなかったかと思います。

 

一度、修行先以外にも、日本のマイナーブランドのファッションアイテムを

海外に売り出すというテーマで越境ECに参入した社長さんの話を

聞きに行ったことがあります。

 

そこでも色々と勉強になることを教えてもらったのですが、

日本のマイナーブランドを海外に売り出す、と聞こえはいいですが、

そもそも海外の人が、そのサイトをどうやって検索で辿りつくのか…?

 

すでに海外での知名度が高い日本のブランドがあるわけでもなかったので、

そもそもサイトへの海外からのアクセスも少なく、

アクセスたどり着いたとしても、やはり日本人と、例えばアメリカ人や、

ヨーロッパの人たちとでは全く体格が違うので、

結果、アパレルは全く売れない、という状態が長いこと続き、

サイト自体を閉鎖してしまったようでした。

 

なので結論をいえば、越境ECの成功は、

英語対応していないけど、それでもお客さんが検索で辿りつき

購入していくくらい需要のあるものではないと難しい、ということです。

 

また、需要があっても海外で買えるものだとだめですね。

基本的にアジア圏であれば物流の発達により、

海外で人気のある日本のもの、例えばアニメグッズなどは、

ほとんどがローカライズして手頃な値段で買えてしまうようです。

 

そうなるとどんどん海外で売れる日本のアイテムはしぼられてきますね。

なかなか難しいものです。。

 

ebayで越境ECを体験してみて

 

僕は現在、ブランドの並行輸入業で会社を営んでいますが、

独立当初は、日本から海外に、日本のファッションブランドを輸出する事業をやりたいと考えていました。

その当時は、アメリカのデパートからブランドの商品を輸入して販売していて、

「そういえば、こんなに簡単にアメリカのデパートから商品が買えるのに、

日本のデパートやその他の販売店から、国外のお客さんが商品を買うことって

ほとんどできないんじゃないか」と思っていたのです。

 

そのため、日本から商品を海外に販売できるプラットフォームを作ったら、

かなり伸びしろがあるんじゃないか、とすごく思ってて、

そのことを修行先の社長にプレゼンさせてもらった結果、

何かうちで事業を一本やってみろということで、参加させてもらいました。

 

そこでどういった事業をやってみるのがいいのか、

ということをずーっと考え続けた結果、

ちょうど修行先の会社が中古ブランド商品の買取をしていたため、

それをebayで海外に輸出したらいいのではないかと思いました。

 

それについては、何の事業をするかを考えた時、

社長に教えて貰ったECサイトの情報webマガジンで、

日本の中古ブランドが海外に人気があるという記事を目にして、

「これだ!!」と思ったのがきっかけです。

 

一応、そのECサイトの情報webマガジンのリンクも貼り付けておきます。

 

ネット通販情報満載の無料Webマガジン「ECzine(イーシージン)」

 

また、ebayにしたのは、以前、修行先の会社がサブカル商品をebayに出してみたけど、

あまりうまくいかず事業が実らなかったということがあり、

本腰を入れてやったらうまくいくんじゃないか、ってことで、

僕ががっつりやり始めることになりました。

 

そして実際やってみると…。。。

まじで大変でした。

ebayはアメリカのオークションサイトなので、

まずは出品する2000商品の翻訳をしてCSVを加工したり…。

 

出品→販売→出荷の工程を、サポートスタッフに説明して、

自分でも手伝いながら一緒に流れを作っていったり…。

 

最初は取引数を稼がないといけないということで、

価値がつかないTシャツなどの商品を$1スタートで、

300品出品して発送したり…。

 

新人アカウント潰しのバイヤーに

鬼のようにクレームを入れられたり…。

本当にいろいろなことをやりました。

 

結果3ヶ月目で月商100万を超えて(たいした数字じゃないですが…)、

それ以降の作業は社員さんに引き継ぎ、という形になりました。

(ちょうどそのタイミングで自分の事業で「これだ!」と思えるものに出会えて、

そっちに注力していくよう社長から助言をいただいたのです。これは後日詳述します。)

 

やってみて思ったのは、

確かに世間で噂になっている通り、日本の中古ブランドに関しては、

海外からの注目が集まっているというのが実感できました。

 

日本のものは偽物の流通が少なく、美品が多い、

付属品をしっかり保存している場合が多い、

それでいて安く商品が手に入るというのが魅力だったようです。

 

特にヴィトン、シャネルの引きがかなり強かったように思います。

また、アメリカ人は日本人よりもずっと、

海外からものを買うということに慣れているのでしょう。

出品してから売れ始めるまで、比較的早かったように思います。

 

その一方で、やはりアパレルは難しかったです。

サイズ違いでの返品が結構あったように思います。

しっかりサイズ表記はするものの、日本規格のサイズ表記と

海外規格のサイズ表記ではまた違うので、

アパレルよりもバッグや革小物などの分野で攻めていったほうがよさそう、

という感じでした。。

 

こんな感じで、中古ブランドの輸出事業をやらせてもらう中で、

多くのことを勉強しました。

今は基本的には新品ブランドの輸入でやっていますが、

ここで年商1億を出せるようになったら、次は中古ブランド買取をやると思います。

それだけ、中古ブランドの粗利の良さ、海外からの引きという点では魅力的です。

 

特に日本の人口が少なくなっていく中で、

10年、20年、30年と自分の会社を経営していくのであれば、

国内の消費だけに頼っていくのは非常に危険です。

自ら外貨を稼ぎに行く。それが中長期的な繁栄をもたらすと考えています。

 

今日はこんな感じで越境ECについて語らせていただきました。

では、また次回!

 

G13