輸入物販研究ブログ SPARKY!!

G13です。ブランド品の輸入業をメインにビジネスを展開中。法人設立から4期目。副業としての輸入転売から独立以降の成長の軌跡をたどり、2018年12月に月商1400万を達成したノウハウを書き記していきます。 販売媒体は、自社通販サイト、楽天、BUYMA、メルカリ、ヤフオク。

月商300万までの道のり③ ーイタリアの免税と国内の税関ー

 さて、今回で月商300万までの道のり最終章です。

 

 

前回、イタリアに渡航し、アウトレットで200万、

ブティックで100万、計300万分の商品を購入した話をしました。

 

今回は、その商品を販売する段階です。

 

300万分の激安商品を購入し、さらにそこから11%ほど免税で戻ってくる…。

まさに美味しいところだらけのように聞こえますが、

当然のように厳しい側面があります。

それが免税手続きと、国内での関税の支払いです。

 

美味しい話ばかり書くのもズルいですもんね笑

僕がぶち当たった難しい局面についても話していきます。

 

イタリア税関との戦い

 

まず免税手続きですが、フローとしては、

①イタリアの空港にある、税関に免税書類をチェックしてもらう。

免税書類は商品購入時にお店から渡される。

 

②次に、税関にチェックしてもらった免税書類を、

免税会社のデスクに持っていき、免税手続きを完了させる。

免税会社はGLOBAL BLUEという会社が一番有名ですかね。

大体は税関のデスクに併設されています。

また、免税方法については、

現金かクレジットカードに返金かで選択することができます。

 

税関がこんな感じで、

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免税会社のデスクがこんな感じです。だいたい併設されています。

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その中で、やっかいだったのが税関です。

税関は何を取り締まっているかというと、

免税を受ける商品が本当に持ち帰りの荷物の中に入っているか

ということなのです。

つまり、運送機関を使って発送したものに関しては免税できないのです。

 

そして300万の商品がキャリーケースとバッグに収まるわけはありません笑

ブティックで購入した100万円分の商品はもともと送っていたのでよかったのですが、

200万円分の7割はキャリーケースとバッグに収まり、収まりきらなかった分は、

アテンドしてもらっていたパートナーの人に持ってもらっていて、

税関に見せたら持ち帰って発送してもらおうという魂胆でした。

 

それで税関によるチェックを受けたのですが…。

あまりに免税が多かったためか、バッグの中を隅々までチェックされました笑

 

それはよかったのですが、パートナーに持ち帰ってもらう予定だった荷物に関しては、

機内に持ち込めるよう、ダンボールに入れろ、という指示がありました。

 

そこで、大慌てでパートナーの人がどでかいダンボールを買ってきてくれて、

なんとか難を逃れました…笑

本当に、犯罪者かのようなチェックを受けるので、冷や汗ものです。

パートナーの人には大変ご迷惑をおかけしましたが、

そのアテンドから2年経った今も、色々とお世話になっていて、

非常に強力なパートナーになってくれています。

 

国内税関との戦い

 

戦いはまだ続きます。

国内税関との戦いです。

 

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日本に20万以上のお土産品を持ち帰った場合は、

20万を超えた分に関しては税関に申告しなければなりません。

逆に言えば20万円分は免除されるということです。

 

また、今回は商品を、国内での販売用に購入しています。

そういった商用の場合は20万の免除はなく、

購入分100%に対し課税されます汗

 

そして、課税の税率ですが、

今回持ち帰ったもののほとんどが革製品だったため、18%ほどの課税でした。

内訳は10%が関税で、8%が国内消費税と地方消費税です。

イタリアで購入したものに対し、なぜ国内の消費税がかかるのか…

支払う側としてはマジで意味がわかりませんが、やはり結構高いです。

 

しかも購入したレシートと、内容品を一つ一つ照合していくので、

帰国直後で疲労がたまっているのに、めちゃくちゃ時間がかかります。

それ以来、荷物の中身はレシートの順番通りになるように並べていますが。。。

 

そんなこんなで、持ち帰り分が150万くらいだったので、

結果的に26万くらい支払いました。

マジでここで免税での稼ぎが一気に吹き飛びます。

旅の余韻から一気に現実に引き戻されます笑

 

ですが、個人ならまだしも、法人としてやっている以上、

関税はしっかり支払わなければなりません。

泣く泣く、大金を支払ったのを覚えています。

 

では、次にようやく持ち帰った商品の販売の仕方、

について話していきたいのですが…。

すみません、税関の話で長くなりすぎました…。

それほどまでに関税は輸入事業者を悩ませる種なのです。

 

商品の販売についてはまた次回、

月商300万最終話としてお話しします!

 

G13