さて、今回で月商300万までの道のり最終章です。
前回、イタリアに渡航し、アウトレットで200万、
ブティックで100万、計300万分の商品を購入した話をしました。
今回は、その商品を販売する段階です。
300万分の激安商品を購入し、さらにそこから11%ほど免税で戻ってくる…。
まさに美味しいところだらけのように聞こえますが、
当然のように厳しい側面があります。
それが免税手続きと、国内での関税の支払いです。
美味しい話ばかり書くのもズルいですもんね笑
僕がぶち当たった難しい局面についても話していきます。
イタリア税関との戦い
まず免税手続きですが、フローとしては、
①イタリアの空港にある、税関に免税書類をチェックしてもらう。
免税書類は商品購入時にお店から渡される。
②次に、税関にチェックしてもらった免税書類を、
免税会社のデスクに持っていき、免税手続きを完了させる。
免税会社はGLOBAL BLUEという会社が一番有名ですかね。
大体は税関のデスクに併設されています。
また、免税方法については、
現金かクレジットカードに返金かで選択することができます。
税関がこんな感じで、
免税会社のデスクがこんな感じです。だいたい併設されています。
その中で、やっかいだったのが税関です。
税関は何を取り締まっているかというと、
免税を受ける商品が本当に持ち帰りの荷物の中に入っているか、
ということなのです。
つまり、運送機関を使って発送したものに関しては免税できないのです。
そして300万の商品がキャリーケースとバッグに収まるわけはありません笑
ブティックで購入した100万円分の商品はもともと送っていたのでよかったのですが、
200万円分の7割はキャリーケースとバッグに収まり、収まりきらなかった分は、
アテンドしてもらっていたパートナーの人に持ってもらっていて、
税関に見せたら持ち帰って発送してもらおうという魂胆でした。
それで税関によるチェックを受けたのですが…。
あまりに免税が多かったためか、バッグの中を隅々までチェックされました笑
それはよかったのですが、パートナーに持ち帰ってもらう予定だった荷物に関しては、
機内に持ち込めるよう、ダンボールに入れろ、という指示がありました。
そこで、大慌てでパートナーの人がどでかいダンボールを買ってきてくれて、
なんとか難を逃れました…笑
本当に、犯罪者かのようなチェックを受けるので、冷や汗ものです。
パートナーの人には大変ご迷惑をおかけしましたが、
そのアテンドから2年経った今も、色々とお世話になっていて、
非常に強力なパートナーになってくれています。
国内税関との戦い
戦いはまだ続きます。
国内税関との戦いです。
日本に20万以上のお土産品を持ち帰った場合は、
20万を超えた分に関しては税関に申告しなければなりません。
逆に言えば20万円分は免除されるということです。
また、今回は商品を、国内での販売用に購入しています。
そういった商用の場合は20万の免除はなく、
購入分100%に対し課税されます汗
そして、課税の税率ですが、
今回持ち帰ったもののほとんどが革製品だったため、18%ほどの課税でした。
内訳は10%が関税で、8%が国内消費税と地方消費税です。
イタリアで購入したものに対し、なぜ国内の消費税がかかるのか…
支払う側としてはマジで意味がわかりませんが、やはり結構高いです。
しかも購入したレシートと、内容品を一つ一つ照合していくので、
帰国直後で疲労がたまっているのに、めちゃくちゃ時間がかかります。
それ以来、荷物の中身はレシートの順番通りになるように並べていますが。。。
そんなこんなで、持ち帰り分が150万くらいだったので、
結果的に26万くらい支払いました。
マジでここで免税での稼ぎが一気に吹き飛びます。
旅の余韻から一気に現実に引き戻されます笑
ですが、個人ならまだしも、法人としてやっている以上、
関税はしっかり支払わなければなりません。
泣く泣く、大金を支払ったのを覚えています。
では、次にようやく持ち帰った商品の販売の仕方、
について話していきたいのですが…。
すみません、税関の話で長くなりすぎました…。
それほどまでに関税は輸入事業者を悩ませる種なのです。
商品の販売についてはまた次回、
月商300万最終話としてお話しします!
G13