さて、まず今回はバイマのノウハウをまとめるに当たって、
初めての回ということもありますので、
バイマとはどういう媒体なのかを解説していきたいと思います。
ただし!!!
そこらによくありがちな、
「らくらく作業で月収30万!」
「手元資金がなくても大丈夫!」
「英語が話せない?そんなのヨユーだよ!」
のような、コンサルがカモを引っ掛ける謳い文句は一切なしです。
ガチで稼いでいる人がどんな仕組みで稼いでいるのか、
長年の研究成果を僕なりに解説していきます。
- バイマ(BUYMA)とは!
- 稼いでいるプレイヤー分類 ①海外の直営店・アウトレット買い付けプレイヤー
- 稼いでいるプレイヤー分類 ②海外商社ドロップシッププレイヤー
- 稼いでいるプレイヤー分類 ③国内の大量在庫プレイヤー
バイマ(BUYMA)とは!
ではまず、バイマとはどういう媒体なのか…。
ここはもう色々なところで説明されていると思うので、
あえて詳しく説明する必要はないでしょう。
簡単に言えば、
海外ブランドを輸入して販売するサイト
→これはいうまでもなく…です。
アメリカ、ヨーロッパからの輸入がほとんどでしょう。
販売者は海外在住者、国内在住者どちらでもOK
→ただし、バイマの元々のコンセプトが、「海外のお買い物代行サービス」なので、
どちらかというと海外在住者が、現地ブランド情報を発信して販売する方がバイマ的には好まれるでしょう。
最大の特徴は無在庫販売OK
→「海外のお買い物代行サービス」なので、
基本的には注文を受けてから商品を買い付け発送というフローでOK。
販売者が在庫を持たず、海外の商品を無在庫で販売しまくれる仕組みが秀逸。
他の媒体では忌み嫌われる無在庫販売が認められている珍しい媒体。
こんな感じです。
僕がバイマを始めた2013-14年くらいの時は、
まだまだ参入者が少なく海外バイヤーは無敵。
国内バイヤーでも転送が使えたり、
現地に買い付け担当者がいるだけでかなり稼げていました。
しかし、近年はその始めやすさから、かなり参入者が増えてきました。
これまでのように、単純に海外サイトから情報を引っ張って、
出品して販売、というノウハウでは稼ぐのは難しくなっています。
そのような状況の中で、稼いでいるバイヤーは何をしているのか、
僕は3種類のノウハウに分類されると考えています。
※あくまで独断と偏見によるものです。
稼いでいるプレイヤー分類 ①海外の直営店・アウトレット買い付けプレイヤー
このプレイヤーは海外のブランド直営店やアウトレットで、
商品を買い付け、日本に現地から直送するモデルのプレイヤーです。
僕が先日、フランスの現地店舗転売をしていた話をこちらに書きましたが、
その中でやっていたノウハウと同じです。
店舗に行って商品写真を撮影、その写真を使ってバイマ上に商品を出品、
商品が売れたら買い付けに行き、日本に直接送るというやり方です。
店舗のリアルな写真を使うため、お客さんからのアクセスも引けて、
海外から直送で、国内送料もカット。
やり方によっては関税をお客さん負担にすることで、
表示金額を圧倒的に下げられる。
これはもう…正直だいぶ強いです。
バイマのコンセプトにもピッタリはまっていますし、
海外在住というステータス自体がなかなか真似できません。。
もっと具体的に話せば、NEW YORKの巨大アウトレットである、
Woodbury Common Premium Outlets
こちらではCOACH、MICHAEL KORS、TORY BURCH、KATE SPADEなど、
超人気なハイブランドが世界最安レベルで手に入ります。
このアウトレットからの在庫・無在庫販売で稼いでいるプレイヤーは本当に多いです。
ですが、参入者が増えてきていることもあり、価格競争が激化。
どのブランドのトッププレイヤーもなかなかの薄利で販売しているのが現状です。
もちろんアメリカのアウトレットだけではありません。
イタリアフィレンツェのTHE MALLも超有名。
プラダ、グッチ、サンローラン、モンクレールなどのハイブランドが
激安価格で入手可能です。
ヨーロッパではイタリア、フランス、スペイン、ドイツなど、
多くの国に同じようなブランドのアウトレットがあり、
どこの国に住んでいても同じ仕組みで店舗転売が可能でしょう。
稼いでいるプレイヤー分類 ②海外商社ドロップシッププレイヤー
これは結構難易度高めのノウハウ。
ヨーロッパ、特にイタリアでは色々なブランドを集めたブティック、
つまりセレクトショップのようなお店がたくさんあります。
しかも、都会の方ではなく、
このエリアでこんなハイブランドを買う人がいるのか!?っていうくらい
田舎の方でショップをやっているところが多いです。
こんなところでお店をやって儲かるのかと不思議に思うのですが、
裏にはしっかりからくりがあって、多くのショップは、
プラダなどのメーカーから商品を購入するタイミングで、
日本や中国、韓国などの並行輸入業者から注文を募り、
それを乗っけてメーカーに注文、そして、メーカーから届いた商品を、
その並行輸入業者に手数料を乗せて販売という手法で荒稼ぎしているのです。。
輸出専門の商社、というイメージですね。
この買い方では在庫を持たないといけませんが、
もうひとつ別の買い方があって、お店の在庫商品を、
交渉して割引価格で販売してもらう買い方があります。
メーカーの注文に乗せてもらう買い方をオーダー、
お店の在庫商品を割引で買う買い方をストックなんて呼び方をしていますが、
後者はバイマと組み合わせると、無在庫販売できます。
多くのショップは通販サイトを持っているので、
その情報をもとにバイマに出品、売れたらショップに割引価格で注文をかける
というやり方で在庫を持たずにドロップシップできるのです!
このノウハウで多数の商社と契約し、
ヨーロッパのハイブランドをとんでもない値段で、
かつ大量に出品して販売しているプレイヤーも荒稼ぎしています。
これは商社自体に取引の交渉をしに行かなくてはならないので、
かなり難易度高めのノウハウ。
イタリア人はビジネスライクではありますが、
意外に古い商習慣を持っていて、面と向かって話すことを重視したり、
知人の紹介でないと交渉に応じてくれなかったりと取引開始までのハードルが高いです。
僕も1年かけてようやくこの仕入れにたどり着きましたが、
ツテがいっさいないところからはじまったのでなかなかの苦労をしました。。
ですが、そういった商社との交渉を締結しまくり、
色々なお店から無在庫で割引価格で販売できる仕組みを整えているのが、
こちらのサービスです。
バイヤーズドライブ、通称、バイドラです。
僕は正直うまく使いこなせませんでしたが、
そういう仕組みがあるんだ!というのでとても勉強になりました。
初心者でも無在庫で出来て、初めから超人気ブランドを扱えるので、
物販をレベルアップさせるのにはオススメです。
稼いでいるプレイヤー分類 ③国内の大量在庫プレイヤー
これは老舗の並行輸入業者に多いです。
楽天などに出店しているような業者ですね。
①や②の中で紹介した仕入先から、大量買いをすることで
仕入れ価格を下げて安い値段で販売する。
これは資金体力も必要ですし、
大量の在庫を持つことになるので、完全に会社向けですね。
僕も現在はこのやり方で販売しています。
海外発送は表示価格を下げられるメリットもありますが、
やはり商品を早く欲しいお客さんにとっては時間がかかりすぎます。
なので、在庫を持って販売は、すぐにお客さんの手元に届くので満足度も高いです。
こういった大量在庫プレイヤーは、
①、②の仕入れを使うことも多いですが、
並行輸入の国内の専門商社もあるので、
そういった会社から仕入れることも多いです。
在庫を持つのは危険なイメージがありますが、
ブランド品に関しては、メーカーが広告宣伝をしてブランド価値を高めているため、
商品自体にすでに価値が備わっています。
そうなると、最悪原価にして販売してしまえば
だいたいのものは不動在庫とならず売れていきます。
なので、僕はブランドに関しては、在庫を持つことはそこまで危険視していません。
もちろん人気商品をしっかりリサーチすること、
商品原価が少しでも下がるように交渉すること、
常日頃の地道な努力が大切になってきますが。。
さて、いかがでしたでしょうか。
バイマのバイヤーランキング上位を占めているバイヤーの多くが、
上記にまとめた3分類のプレイヤーのどれかに当てはまると思います。
(あくまで個人的見解ではありますが)
あと二つ、稼いでいるバイヤーのノウハウがあるのですが、
いくつかの理由により、正直僕としてはこのノウハウやらないな
というのがあります。
なので、この二つについては次回、番外編ということで
まとめていきたいと思います!
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