輸入物販研究ブログ SPARKY!!

G13です。ブランド品の輸入業をメインにビジネスを展開中。法人設立から4期目。副業としての輸入転売から独立以降の成長の軌跡をたどり、2018年12月に月商1400万を達成したノウハウを書き記していきます。 販売媒体は、自社通販サイト、楽天、BUYMA、メルカリ、ヤフオク。

関税の話 ー悪質バイヤーに物申すー

f:id:GINKEN24:20190124104942j:plain

 

 

さて、今日はブランドの輸入をやるには欠かせない、

関税に関する話をしていこうと思います。

 

関税の基本

 

まぁ関税の基礎知識みたいのはググれば出てくるので、

このブログでは割愛しますが、簡単に説明すると。。

 

個人輸入の場合

ここでいう個人輸入というのは、

個人事業主として販売する商品を輸入する、という意味ではないです。

単に、一般消費者として、海外の事業者から私物を購入する場合です。

 

商品金額の60%に対して課税

16,666円以下で免税

 

これが個人輸入です。

 

・商用輸入の場合

これは国内の会社・素人販売者が商品として、海外から商品を輸入した場合です。

 

商品金額の100%に対して課税

 

これが個人輸入と商用輸入の違いです。

税率については細かいところがありますが、

基本的には僕の場合は革の財布とバッグを扱っているので、

関税は10%くらい、消費税は8%で見ています。

 

さてさて、こんなの、国内で事業をやっていて、

商用に商品を輸入しているのであれば、払って当たり前。

このブログを見ているみなさんは、呼吸をするレベルで、

関税消費税は納税してください。

 

では、この関税まわりに関して、

バイマで一体何が起きているのでしょうか。

 

バイマでの関税にまつわる現状

 

一応、僕がここに書く前に、

ネット上でバイマの関税がらみの話をしているブログも見てみました。

 

まぁ、どれもネットで調べたことをペタ貼りしただけの浅いものですね。

僕がもうちょっとエグッてやりましょう。

 

以前、バイマとはなんぞやと解説した際に、

バイマの最大の特徴は、海外在住バイヤーから商品を直接購入できる、と書きました。

そう、やはり海外在住バイヤーは強いです。

 

何が強いかというと、お客さんに直接商品を送るため、

関税、消費税をお客さん払いにすることで、

表示価格をグッと下げられる。

これは強いですよね。

 

実際、この仕組みに関しては、法律的にも全く問題ないのです。

海外バイヤーは現地で商品仕入額に対して消費税を支払っていますし、

購入者は海外バイヤーから直接買うため、

上記でいうところの個人輸入に当たります。

 

なので、支払いの義務はお客さんにあります。

これは至極当然のことですね。

で、何がいけないのかっていうと、海外在住バイヤーが増え、

価格競争がえらいことになっています。

 

例えば、モンクレールをフランスなどのヨーロッパ直営店から流している人は、

もうほぼほぼ原価で売っています。

でも、そこにもしっかり儲けの仕組みがあって、

ヨーロッパで会社を持っていれば、

日本に送った商品分の消費税が還付されます。

 

ヨーロッパの消費税なので22%。

原価で売っても全然儲かりますね。

 

このやり方は、バイマで◯ランスから◯ン◯ーランを

爆売しているバイヤーの、元担当会計士から裏をとったので、

そういうやり方が存在するのは間違いありません。

 

(※これは全ての海外在住バイヤーに該当するものではありません。

また、ヨーロッパでも国によってはこの仕組みを敷けない国もあります。)

 

まぁどんなやり方にせよ、海外在住バイヤーたちが、

激しい価格競争をして値段をぶっ壊しに行っているので、

国内在住バイヤーは困って次の手に出ます。

 

・国内で事業をやっているけど、海外からお客さんに直接発送して、

関税消費税をお客さん払いにする。

 

・海外に行って買い付けた商品を、帰国時に通関せず日本に持ち込む。

 

前者に関しては、明確にリーガルチェックしたわけではないので、

微妙なところですが、このやり方ですと、国内の事業者が、

国内の消費者に販売しているわけですから、

本来であれば商用通関して関税消費税を事業者が

支払わなければならないと思われます。

 

そこをお客さん負担にしているのはおかしいでしょって話です。

 

また、後者に関して。

こんなもんアウトもアウト、普通に犯罪です。

これはヨーロッパのアウトレットでやっている人が多いですね。

僕も以前から目をつけているバイヤーがいて、

どう見てもドイツのアウトレットで購入した商品を、

日本に通関せずに持ち込んで売りまくっています。

トップ100にランクインするレベルです。

 

なぜ通関していないってわかるのか。

なぜなら、僕も原価を知っているからです笑

というか、国内在庫ありの商品が、海外在住バイヤーと全く同じ値段で出ています。

さすがにそれはおかしいでしょ。

原価は一緒なんだから。

 

しかも、たまたまそのバイヤーから商品を買ったことがあるのですが、

思いっきり自分の物販関係の知り合いだったというオチまでついていました笑

 

また、最近はインスタとかでも、イタリア買い付け承りますって、

スーツケースがブランド品でパンパンになっている写真を

あげている人も出てきました。

 

コンタクトを取って確認してみると、

もちろん通関なんかしちゃいない。

インスタでデカデカと自分の犯罪行為を晒しているとか

もう頭沸いてるんじゃないでしょうか…。

 

とまぁこういった具合に、海外在住バイヤーが

あんまりにも値段をぶっ壊してくるもんだから、

うまいこと関税消費税をかわして稼ごうとする輩がたくさん出てきています。

 

ですが、そういうグレーなことを続けていると、

いつか痛い目を見るのが世の常。

長く、中長期的に稼ぎ続けるのであれば、

税金のところはしっかり納税するようにすべきですね。

 

では、今日はここまで!

 

G13