輸入物販研究ブログ SPARKY!!

G13です。ブランド品の輸入業をメインにビジネスを展開中。法人設立から4期目。副業としての輸入転売から独立以降の成長の軌跡をたどり、2018年12月に月商1400万を達成したノウハウを書き記していきます。 販売媒体は、自社通販サイト、楽天、BUYMA、メルカリ、ヤフオク。

月商300万までの道のり④ ーイタリア商品の販売の仕方ー

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今回こそは月商300万達成編、最後の一本です!笑

一度書き始めたら色々書きたいことが出てきてしまい、

この章がかなり長くなってしまいました…。

 

今回は、イタリアで買い付けてきた商品の販売についてです。

それでは解説していきましょう。

 

販売のポイント① 商品写真の撮り方

 

まずは、イタリアで買い付けた商品を、

販売する媒体に出品しなければなりません。

 

僕は当時、バイマのみでの販売でしたので、

持ち帰ったものをソッコーで出品していきました。

 

その際に気をつけたのが、商品写真です。

イタリアに行くまではほとんどが、アメリカのデパートや、

デパートのアウトレットのオンラインサイトからのドロップシップ、

つまり無在庫販売でした。

 

無在庫販売だと、オンラインサイトから画像を引っ張ってきて、

それをバイマに出品する形になります。

 

ですが、今回はほぼ初めての有在庫販売の挑戦でした。

師匠の会社も同じように中古・新品ブランドを販売していましたが、

写真のクオリティに関してはかなりこだわっていました。

 

毎日、何十もの商品が買い取りによって届き、出品されていく中、

ひとつひとつを社長がチェックして、写真の撮り方が悪いものについては

めちゃくちゃ指摘し、修正させるほどでした。

 

そのことから、写真、超大事、というのは本能的にわかっていたので、

僕もそれにならい、クオリティの高い写真を撮りたいと思いました。

 

そこで師匠に相談したら、業務時間外であれば、

会社の撮影所と機材を使わせてもらえることになったので、

いざ撮影!してみました。。

 

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・・・結構うまくないですか!?笑

初めての撮影にしてはだいぶいい感じで行けたと思います笑

こんな感じでイタリアの商品を撮影していきました。

 

写真を自社取りの写真に変えてみて、やはり大きく変化がありました。

もちろん、買った商品が人気商品を捉えられていたというのもありますが、

それまで出品していたアメリカドロップシップの商品より

格段にアクセスが来るようになりました。

 

そりゃそうですよね。

アメリカドロップシップの写真はオンラインサイトの写真です。

普通に他のバイヤーが使っていることも多々あるので、

単純な値段勝負、他のバイヤーの商品に埋もれがちになって、

なかなかアクセスがこないです。

 

自社取り写真、特に綺麗な写真には、

オリジナリティがありますし、

現物を撮影しているので、商品状態などがお客さんに伝わりやすく、

アクセスがつきやすくなります。

 

これ以来、僕も自社写真にはかなり気を使うようになりました。

 

販売のポイント② 値段について

 

次のポイントは値段についてです。

バイマ上では基本的には4パターンの販売方法が存在しています。

 

(1)海外からお客様に直発送・無在庫

(2)海外からお客様に直発送・有在庫

(3)国内からお客様に発送・無在庫

(4)国内からお客様に発送・有在庫

 

僕がやっていたアメリカドロップシップは(3)に該当します。

注文が入ったら、アメリカへ注文。

2週間ほどかけて日本へ取り寄せて、関税を支払い、

到着後検品、お客様に発送の流れです。

 

その一方で、やはり強いのは(1)、(2)の方法。

海外在住で商品をお客様に直発送し、関税をお客様負担とすることで

安い値段で出せる方法です。

配送時間も5-10日で到着するものが多いです。

 

ここに対抗しにいくのはなかなか難しいですが、

(4)の方法でしたら難しくはありません。

 

この方法だったら、関税をすでに支払っている分、

お客様には負担をかけませんし、

国内に在庫があるので2-3日でのお届け、

本気を出したら注文後の翌日到着も可能です。

 

そのため(1)、(2)の方法で出している人よりも高い値段で出しても、

早く欲しいお客様は、(4)の人から買ってくれます。

 

この方法で、僕も、クオリティ高い商品写真でアクセスを稼ぎ、

少し高めの値段でしたが、人気のプラダ、グッチ、フルラあたりは

ものすごい勢いで売れていきました。

 

その勢いと、当時、アメリカドロップシップでも、

2つの商品がヒットしていて、縦積みで在庫を持って販売していたので、

その勢いが相まり、1月にイタリアの情報を仕入れ、

4月にイタリアに行き、5月には月商300万を達成できていたと思います。

 

これにて月商300万までの道のり、完、になります。

読んでくれた方はありがとうございました!

 

次回からは月商400万達成編を語っていきます!

 

G13

 

月商300万までの道のり③ ーイタリアの免税と国内の税関ー

 さて、今回で月商300万までの道のり最終章です。

 

 

前回、イタリアに渡航し、アウトレットで200万、

ブティックで100万、計300万分の商品を購入した話をしました。

 

今回は、その商品を販売する段階です。

 

300万分の激安商品を購入し、さらにそこから11%ほど免税で戻ってくる…。

まさに美味しいところだらけのように聞こえますが、

当然のように厳しい側面があります。

それが免税手続きと、国内での関税の支払いです。

 

美味しい話ばかり書くのもズルいですもんね笑

僕がぶち当たった難しい局面についても話していきます。

 

イタリア税関との戦い

 

まず免税手続きですが、フローとしては、

①イタリアの空港にある、税関に免税書類をチェックしてもらう。

免税書類は商品購入時にお店から渡される。

 

②次に、税関にチェックしてもらった免税書類を、

免税会社のデスクに持っていき、免税手続きを完了させる。

免税会社はGLOBAL BLUEという会社が一番有名ですかね。

大体は税関のデスクに併設されています。

また、免税方法については、

現金かクレジットカードに返金かで選択することができます。

 

税関がこんな感じで、

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免税会社のデスクがこんな感じです。だいたい併設されています。

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その中で、やっかいだったのが税関です。

税関は何を取り締まっているかというと、

免税を受ける商品が本当に持ち帰りの荷物の中に入っているか

ということなのです。

つまり、運送機関を使って発送したものに関しては免税できないのです。

 

そして300万の商品がキャリーケースとバッグに収まるわけはありません笑

ブティックで購入した100万円分の商品はもともと送っていたのでよかったのですが、

200万円分の7割はキャリーケースとバッグに収まり、収まりきらなかった分は、

アテンドしてもらっていたパートナーの人に持ってもらっていて、

税関に見せたら持ち帰って発送してもらおうという魂胆でした。

 

それで税関によるチェックを受けたのですが…。

あまりに免税が多かったためか、バッグの中を隅々までチェックされました笑

 

それはよかったのですが、パートナーに持ち帰ってもらう予定だった荷物に関しては、

機内に持ち込めるよう、ダンボールに入れろ、という指示がありました。

 

そこで、大慌てでパートナーの人がどでかいダンボールを買ってきてくれて、

なんとか難を逃れました…笑

本当に、犯罪者かのようなチェックを受けるので、冷や汗ものです。

パートナーの人には大変ご迷惑をおかけしましたが、

そのアテンドから2年経った今も、色々とお世話になっていて、

非常に強力なパートナーになってくれています。

 

国内税関との戦い

 

戦いはまだ続きます。

国内税関との戦いです。

 

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日本に20万以上のお土産品を持ち帰った場合は、

20万を超えた分に関しては税関に申告しなければなりません。

逆に言えば20万円分は免除されるということです。

 

また、今回は商品を、国内での販売用に購入しています。

そういった商用の場合は20万の免除はなく、

購入分100%に対し課税されます汗

 

そして、課税の税率ですが、

今回持ち帰ったもののほとんどが革製品だったため、18%ほどの課税でした。

内訳は10%が関税で、8%が国内消費税と地方消費税です。

イタリアで購入したものに対し、なぜ国内の消費税がかかるのか…

支払う側としてはマジで意味がわかりませんが、やはり結構高いです。

 

しかも購入したレシートと、内容品を一つ一つ照合していくので、

帰国直後で疲労がたまっているのに、めちゃくちゃ時間がかかります。

それ以来、荷物の中身はレシートの順番通りになるように並べていますが。。。

 

そんなこんなで、持ち帰り分が150万くらいだったので、

結果的に26万くらい支払いました。

マジでここで免税での稼ぎが一気に吹き飛びます。

旅の余韻から一気に現実に引き戻されます笑

 

ですが、個人ならまだしも、法人としてやっている以上、

関税はしっかり支払わなければなりません。

泣く泣く、大金を支払ったのを覚えています。

 

では、次にようやく持ち帰った商品の販売の仕方、

について話していきたいのですが…。

すみません、税関の話で長くなりすぎました…。

それほどまでに関税は輸入事業者を悩ませる種なのです。

 

商品の販売についてはまた次回、

月商300万最終話としてお話しします!

 

G13

 

月商300万までの道のり② ー初のイタリア渡航ー

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さて、前回の続きです。

 

イタリア渡航の準備を進める

前回は他の並行輸入の会社の社長と面会し、

お話を伺ったところ、イタリアにチャンスがあるのかも…?

と、ヒントを得るところまできました。

 

今回はヒントを得てからのアクションの話です。

 

イタリアでの買い付けにチャンスがあると思った僕は、

早速イタリアに行く段取りを始めました。

ちょうど、昔の友人がイタリアに滞在をしていることがわかり、

現地でのホテルの手配や、当日のアテンドなどをお願いしました。

 

また、話を伺った社長からのヒントを元に色々と調べた結果、

ストックハウスやブティックを案内してくれる会社を発見しました。

サイト自体はものすごく怪しく、値段もぼったくりレベルに高かったです笑

 

ですが、そこに将来的に稼げるチャンスがあるのなら…。

迷ってなんかいられませんでした。

 

現地での行動の段取りがつき、

北海道で話を聞いてから3ヶ月後の4月にイタリア行きが決定しました。

ちなみに2月には法人化して会社を始めています。

 

初のイタリアは衝撃の連続でした。

師匠である修業先の会社の社長も一緒にきてくれたのですが、

2人で「いや、これはやばい!」とめちゃくちゃテンション上がってた記憶があります。

 

ブランドが、とにかく安い。

また、他にも僕らが行った町は、商人の町だったので、

町中に革のバッグ屋や、綺麗な宝石店、雑貨屋などが、

ところ狭しとならんでいました。

 

「ここにあるブランド全買いしたいわ」

「これライブ配信で中継して色々販売したらいけそう」

「水回り弱いから日本の風呂・トイレ輸出したらどうかね」

「スーパーのワインやっす、これも輸入したら面白そう」

などなど、ブランドのことやそれ以外のことでも、

どんどん新規事業の話が僕と師匠との間で出てきました。

 

衝撃を受けたことをつらつらと書いていくと冗長になりそうなので…。

少し整理して話すと。。

イタリアの衝撃その①

ブランドのアウトレットの価格が安い!!

 

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これは事前調査である程度想定していましたが、

現地に行ってみたらもう…本当に衝撃を受けました。

 

それまでアメリカ輸入しかしていなかった僕にとって、

ヨーロッパ輸入で儲けている人ってどんな仕入れをしているのか、と、

長い間とても疑問だったのですが、それが全て理解できた感じでした。

 

勝負したかったブランドである、プラダ、グッチ、ステラマッカートニー、

フェンディ、ボッテガ、サンローランなどなど。。。

一例を挙げると、日本で55000円で販売されているものが、

270ユーロ、当時では34000円(送料・関税除く)で購入できました。

しかも、購入金額の11%近くは免税で戻ってきます。

本当に宝の山のようでした。

おそらくアウトレットだけで200万近く購入したと思います。

 

師匠が扱っていたブランドもあり、

1つのブランドだけで140万くらい買っていました笑

荷物の移動が本気で大変でしたが笑 

イタリアの衝撃その②

ブランドのブティック、ストックハウスの価格が安い!!

 

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こちらもなかなかの衝撃でした。

ブティックとストックハウスについて簡単に説明すると、

ブティックは、日本でいうセレクトショップのようなところで、

たくさんのブランドを扱っています。

 

そこから最新のアイテムをイタリアの小売価格から、

30-40%引きした価格で購入でき、さらに免税もされます。

 

一方、ストックハウスは、市場で売れ残った在庫商品が集められ、

イタリアの小売価格から50-60%引きされ、さらに免税もされます。

アイテム自体は売れ残り、旬が過ぎていますがものすごい価格で

商品をゲットすることができます。

 

こういったブティックやストックハウスを3-4店舗ほど周り、

僕も師匠もかなりの金額の商品を購入しました。

僕だけで言えば300万近く購入したと思います。

 

他にも食事のうまさやイタリアの街並みの美しさなど、

いろいろと衝撃を受けたのですが、商売とは関係ないので割愛します笑

写真だけでも…どうぞ笑

 

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そんなこんなで、一度のイタリア渡航で、

素晴らしい仕入れ値の商品を大量に入手することができました。

 

次はこれを日本に送って販売する話をします。

それでは、今日はここまで!

 

 G13

月商300万までの道のり① ーイタリア仕入れに目覚める?ー

さて、今回から、僕が月商300万を達成した時の話をします。

 

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達成前の状況整理


まずこれまでの時系列を整理しておきますと、

・新卒から3年間、会社員として働く

・2年目の春から副業として物販を始める。

・1年後月商100万を達成したのち見切り発車で起業

・起業から半年後に月商200万を達成

・しかしそこから二ヶ月、月商200万の壁を破れず、

 中古買取販売で成功している会社の社長の下で修行スタート

 

という感じでした。

修行し始めたのが10月頃だったので、

そこから半年は、修行のミッションとして与えられた、

中古ブランドの海外販売をやりつつ、並行輸入を続けていたと思います。

 

中古ブランドの海外販売については完全に無給でやっていて、

基本的には並行輸入の方で飯を食っていたのですが…。

やはり修行のミッションを優先していたので、

その半年間は並行輸入の方は月商100万くらいまで縮小していました。

なのでその時は稼ぎが少なく、かなり節約生活をしていたと思います。

 

転機が訪れたのは修行開始後3ヶ月目の1月のことでした。

僕が修行していた会社は、あるブランドに特化した、

ブランド買取販売サイトで荒稼ぎしていました。

ですが、中古が7割くらいで、実は新品も3割くらい販売していました。

 

ある日のこと、社長から、輸入をやっていた僕に、

そのブランドの小物系が安く手に入るところはないかね?と相談を受けました。

そこから色々、海外のアウトレットの価格などを調べたりしたのですが、

楽天で価格をリサーチしていた時に、あるショップに辿りついたのです。

転機がきた!いざ北海道へ!

 

そのショップでは、探していたブランドのマフラーを、

とんでもない値段で販売していたのです。

すぐさま社長に「そこから全買いしてほしい」といわれ、

早速そのショップの連絡先を調べて電話をしました。

そこでマフラー全購入の話を持ちかけると…。

 

本数と額が大きかったので、電話にはなんと先方の社長が出てきました。

社長からは「大変ありがたい話ですけど、お客さん用に用意していたので」

ということで、取引自体は断られてしまいました。

 

ですが、今考えれば失礼な話ですが、その時の僕は何を思ったのか、

先方の社長に仕入先はどこですか?と、結構フランクに聞いていました笑

繁盛しているラーメン屋にスープのレシピを聞くようなものです。

 

普通はそんなこと教えてくれないものですが、

先方の社長は嫌がることなく色々と教えてくれたのです。

 

「うちの会社ではイタリアのブランドを卸してくれるエージェントから買っている」

「売れ残ったブランド品が流れてくるストックハウスってところがあるんだよ」

 

などなど、非常に興味深いことをたくさん教えてくれました。

その話を師匠の社長にしたところ、それは面白そうだということで、

なんと北海道まで先方の社長に会いに行くことになったのです。

 チャンスの匂い?イタリア行きか!?

 

そこで聞かせていただいた話は本当に目からウロコの数々でした。

聞いたことすべてをつらつら書くととんでもない長さになるので笑

まとめると…。。

 

・イタリアにはセレクトショップがたくさんあって、

 そういったショップが本業の店舗販売とは別に他国に流すビジネスをしている。

 

・色々なセレクトショップのオーナーとコネクションがあって、

 仲介してくれるエージェントみたいな存在がいる。

 

・そういったショップの売れ残りが流れてきて集まる、

 ストックハウスなるショップがあり、そこは激安で物が買える。

 

という内容でした。

実はその社長と出会う前から、昔、顔を出していた怪しい物販スクール(笑)で、

イタリアのアウトレットで商品を買って日本に持ち帰って販売したら、

バイマで月商400万売れたという人がいて、

イタリアについては僕としても気になっているところだったのです。

 

そして、北海道の社長の話を聞いて確信したのです。

イタリアにはとんでもないチャンスがある…と。

 

では、長くなってしまったので、

チャンスを感じたところで次なる行動はどうするのか?

次回またお話ししましょう!

 

G13

 

2017年11月の近況報告

こんにちは。

 

7月からブログを書くのもだいぶ時間があいてしまいました。

今日は事業の近況報告をしますね。

 

11月の現在も相変わらず、バイマとメルカリをメインに、

ブランドの輸入をやっています。

直近ではオープンさせたyahooショッピングが徐々に売れてきました。

yahooショッピングでショップのデザインを固めて、

通販サイト、楽天出店に横展開していく予定です。

 

8月までに月商1000万を達成させる目標でやってきましたが、

結果、そこまでの実績は出せませんでした。

8月が月商500万、9月が月商600万、10月が月商500万、

今月11月が月商700万、といった具合に、徐々に徐々に伸びてきています。

 

まぁ、新品ブランド輸入も、競合が多い中でパイを食っていく作業なので、

どうしても急激に伸びたりは難しいんだろうぁという感じです。

 

その一方で、仕入れについてはだいぶレベルアップしました。

僕の会社で行っている仕入れについてはまだブログで詳述したことはないので、

これから徐々に徐々に紐解いていきたいと思いますが、

10月くらいに一つの究極系の仕入れにたどり着きました。

 

ここまでくれば、あとは資金調達をして、

物量を増やし、販路を広げるという単純作業でいけると思います。

今期はそこまでの資金調達ができなかったので、

全キャッシュをかけて、ようやく12月1月に月商1000万に辿りつく見込みです。

ですが、その実績を持って来期の資金調達に臨めば、

規模感も一気に出しにいけると思います。

 

ブログ本編では引き続き、

修行時代のこと

月商300万達成まで

月商400万達成まで

月商600万達成まで

とつらつら語っていきますが、

その一方でこういった感じで近況報告も挟んでいきます!

 

では、次回は注目の年末商戦を締めてどうだったかの報告になるとおもいます。

また次回!

 

G13

 

 

ベンチャー修行記 ③越境ECを語る

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はい、今日は僕がベンチャー修行時代に学んだことの二つ目、

越境ECについて語っていきたいと思います。

 

越境ECとはなんぞや、みたいは説明は省きます。

要するに通販サイトで海外に販売することです。

 

今回はその越境ECについて、

僕が学んできたこと、実践してみたことに関して、

説明していきたいと思います。

 

 

修行先の越境EC

 

まず、修行先の越境ECについて。

前にもブログで言ったかと思いますが、

修行先はブランド品の中古買取、サブカル系の中古買取で、

会社を大きくしていました。

 

サブカル系というのは、例えばアニメや、原宿系ファッションなど、

日本発祥で海外からも人気のある商品です。

 

僕が修行していた会社では、

サブカル系の通販サイトをしていましたが、

その5割以上が実は海外からの注文でした。

 

これに関しては完全に目からウロコだったのですが、

その通販サイト自体も、当時は英語対応など一切していませんでした。

日本語しか書かれていない、海外の人からしてみれば、

全く意味のわからないサイトです。

 

それでも検索を重ねてそのサイトにたどり着き、

翻訳機能をつかったり、facebook上から問い合わせるなりして、

海外のお客さんがばんばん商品を購入していました。

 

要するに日本発祥の文化が、SNSなどで拡散して人気を博しているものの、

なかなか各国にそれを売っている場所がない、

という状況が生み出した産物だと思います。

 

海外からの購入に関してはほとんどがアメリカで、

次にヨーロッパ圏と中国がくる、という感じでした。

 

その当時は、結構越境ECブームというか、

いろいろなところで越境ECが取り沙汰されて、

多くの会社が参入していましたが、うまくいっている会社はなかなかなかったかと思います。

 

一度、修行先以外にも、日本のマイナーブランドのファッションアイテムを

海外に売り出すというテーマで越境ECに参入した社長さんの話を

聞きに行ったことがあります。

 

そこでも色々と勉強になることを教えてもらったのですが、

日本のマイナーブランドを海外に売り出す、と聞こえはいいですが、

そもそも海外の人が、そのサイトをどうやって検索で辿りつくのか…?

 

すでに海外での知名度が高い日本のブランドがあるわけでもなかったので、

そもそもサイトへの海外からのアクセスも少なく、

アクセスたどり着いたとしても、やはり日本人と、例えばアメリカ人や、

ヨーロッパの人たちとでは全く体格が違うので、

結果、アパレルは全く売れない、という状態が長いこと続き、

サイト自体を閉鎖してしまったようでした。

 

なので結論をいえば、越境ECの成功は、

英語対応していないけど、それでもお客さんが検索で辿りつき

購入していくくらい需要のあるものではないと難しい、ということです。

 

また、需要があっても海外で買えるものだとだめですね。

基本的にアジア圏であれば物流の発達により、

海外で人気のある日本のもの、例えばアニメグッズなどは、

ほとんどがローカライズして手頃な値段で買えてしまうようです。

 

そうなるとどんどん海外で売れる日本のアイテムはしぼられてきますね。

なかなか難しいものです。。

 

ebayで越境ECを体験してみて

 

僕は現在、ブランドの並行輸入業で会社を営んでいますが、

独立当初は、日本から海外に、日本のファッションブランドを輸出する事業をやりたいと考えていました。

その当時は、アメリカのデパートからブランドの商品を輸入して販売していて、

「そういえば、こんなに簡単にアメリカのデパートから商品が買えるのに、

日本のデパートやその他の販売店から、国外のお客さんが商品を買うことって

ほとんどできないんじゃないか」と思っていたのです。

 

そのため、日本から商品を海外に販売できるプラットフォームを作ったら、

かなり伸びしろがあるんじゃないか、とすごく思ってて、

そのことを修行先の社長にプレゼンさせてもらった結果、

何かうちで事業を一本やってみろということで、参加させてもらいました。

 

そこでどういった事業をやってみるのがいいのか、

ということをずーっと考え続けた結果、

ちょうど修行先の会社が中古ブランド商品の買取をしていたため、

それをebayで海外に輸出したらいいのではないかと思いました。

 

それについては、何の事業をするかを考えた時、

社長に教えて貰ったECサイトの情報webマガジンで、

日本の中古ブランドが海外に人気があるという記事を目にして、

「これだ!!」と思ったのがきっかけです。

 

一応、そのECサイトの情報webマガジンのリンクも貼り付けておきます。

 

ネット通販情報満載の無料Webマガジン「ECzine(イーシージン)」

 

また、ebayにしたのは、以前、修行先の会社がサブカル商品をebayに出してみたけど、

あまりうまくいかず事業が実らなかったということがあり、

本腰を入れてやったらうまくいくんじゃないか、ってことで、

僕ががっつりやり始めることになりました。

 

そして実際やってみると…。。。

まじで大変でした。

ebayはアメリカのオークションサイトなので、

まずは出品する2000商品の翻訳をしてCSVを加工したり…。

 

出品→販売→出荷の工程を、サポートスタッフに説明して、

自分でも手伝いながら一緒に流れを作っていったり…。

 

最初は取引数を稼がないといけないということで、

価値がつかないTシャツなどの商品を$1スタートで、

300品出品して発送したり…。

 

新人アカウント潰しのバイヤーに

鬼のようにクレームを入れられたり…。

本当にいろいろなことをやりました。

 

結果3ヶ月目で月商100万を超えて(たいした数字じゃないですが…)、

それ以降の作業は社員さんに引き継ぎ、という形になりました。

(ちょうどそのタイミングで自分の事業で「これだ!」と思えるものに出会えて、

そっちに注力していくよう社長から助言をいただいたのです。これは後日詳述します。)

 

やってみて思ったのは、

確かに世間で噂になっている通り、日本の中古ブランドに関しては、

海外からの注目が集まっているというのが実感できました。

 

日本のものは偽物の流通が少なく、美品が多い、

付属品をしっかり保存している場合が多い、

それでいて安く商品が手に入るというのが魅力だったようです。

 

特にヴィトン、シャネルの引きがかなり強かったように思います。

また、アメリカ人は日本人よりもずっと、

海外からものを買うということに慣れているのでしょう。

出品してから売れ始めるまで、比較的早かったように思います。

 

その一方で、やはりアパレルは難しかったです。

サイズ違いでの返品が結構あったように思います。

しっかりサイズ表記はするものの、日本規格のサイズ表記と

海外規格のサイズ表記ではまた違うので、

アパレルよりもバッグや革小物などの分野で攻めていったほうがよさそう、

という感じでした。。

 

こんな感じで、中古ブランドの輸出事業をやらせてもらう中で、

多くのことを勉強しました。

今は基本的には新品ブランドの輸入でやっていますが、

ここで年商1億を出せるようになったら、次は中古ブランド買取をやると思います。

それだけ、中古ブランドの粗利の良さ、海外からの引きという点では魅力的です。

 

特に日本の人口が少なくなっていく中で、

10年、20年、30年と自分の会社を経営していくのであれば、

国内の消費だけに頼っていくのは非常に危険です。

自ら外貨を稼ぎに行く。それが中長期的な繁栄をもたらすと考えています。

 

今日はこんな感じで越境ECについて語らせていただきました。

では、また次回!

 

G13

ベンチャー修行記 ②中古買取販売を学ぶ その2

さて、今回は前回の続き、

中古買取販売のメリット・デメリットについて

修行していた時の経験をもとに解説していきます。

 

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中古買取販売のメリット

①粗利が高い

 

もはや中古買取販売のメリットはこの点に集約されるかもしれません。

僕が修行していた会社では、主に特定のハイブランドの中古買取販売、

サブカル系の中古買取販売をして、年商4億ほどありました。

 

そして、

ハイブランドの中古買取販売の粗利率は50%、

サブカル系の中古買取販売の粗利率は70%、

と物販としてはかなり優秀な利益率です。

 

僕のやっている新品ブランドの輸入販売は

粗利率20-30%の間ですので、

初めて中古買取販売の粗利率を聞いたときは、

羨ましくて仕方がありませんでした。

 

これだけの利益率で、月商が3500万近くあったら。。。

どんだけ利益出てんだよ!笑

自分が粗利率20-30%の間でシコシコ頑張っているのが、

アホらしくなったのを覚えています…。

 

②スケールさせやすい

 

2番目のメリットはこれでしょう…!

中古買取販売は買取サイトへの集客さえしっかりしていれば、

どんどん物が集まってきます。

 

よく考えればそうですよね。

お客さんにとっては不要品を現金に換えたいわけですから、

一度、買取査定に出すのであれば、不要なものをできるだけ

出しておきたいですよね。

 

本当にもう着ることがない服であれば、

二束三文でもお金になって、処分もできれば

一石二鳥ですからね。

 

なので、買取サイトから査定を申し込んだお客さんは、

本当にいろんなものをダンボールの中に詰め込んできます。

もちろん、価値のあるアイテムが来ることも多いですし、

お客さんにとってはゴミでも、買い取る側にとっては、

出品すれば普通に売れるものもたくさんあります。

 

そういったものを安い値段でたくさん買い取るので、

1日の仕入れ量、出品量がなかなかの量になり、

それが売れていけば、一瞬で月商1000万クラスの

商売が出来上がってしまうのです。

 

そして粗利が高いので、次のステップへの投資や、

金融機関からの調達も余裕を持って出来ます。

そうやって、確実に大きく伸ばしていけるのが、

このビジネスのもう一つの大きなメリットだと思います。

 

これらのメリットだけ聞くとかなりワクワクしてきますよね!?

物販にして高い粗利、そして規模感を出しやすい…。

かなり夢のあるビジネスだと思います。

 

しかしその一方で…。

やはり裏にはいろいろあるのです…。

 

中古買取販売のデメリット

①在庫が滞留しやすい

 

これです。

このデメリット。。

これは結構きついかもしれません。

 

これはどういうことかと言いますと、

先ほど、お客さんから送られてくるダンボールの中に、

いろいろと雑多なものが入ってくるといいました。

 

それが、ヤフオク販売で、0-200円くらいで買い取ったものが、

1000-2000円と高い粗利率で販売できると…。

 

これだけ聞くととても聞こえがいいのですが、

一方で、本当に売れないものは、全く売れないのです。

そう、つまり在庫が完全に滞留する。

 

これは先ほどの雑多な商品ばかりではありません。

普通に価値があると目利きして買い取った商品も当てはまります。

特にアパレルカテゴリ。

 

例えばこれが新品のブランド品でしたら、

売れない商品は、最悪原価まで下げれば結構さばくことができるので

そこまで不動在庫のリスクは大きくないのですが、

中古で売れない商品は本当に全くと言っていいほど動かないです。

 

それは新品ブランドを原価まで下げれば、

他の出品者の商品と比較して、新品のブランドのこの商品が、

原価で手にはいる!とお客さんに思わせることができるので、

価値を出しやすいのですが、

 

中古品になると、色んなシーズンの商品や、

色んな場所で購入した商品がごちゃまぜになっているので、

他の商品と比べて相場感がつかみづらく、

お客さんにとってもそれが安いのかどうか、

わかりにくいという点が要因になっていると思われます。

 

僕が修行していたベンチャーも、

不動在庫に関してはかなりの悩みの種になっていました。

在庫自体は2億ほど抱えていましたが、

その在庫の2割だけで、毎月の売り上げを作っている感じで、

他の8割はなかなか動かない…という状況に陥っていました。

 

粗利は高く、規模も大きくしやすい。

でも不動在庫になりやすく、ちゃんとリスクヘッジをしないと、

在庫が溜まりすぎて首が回らなくなる…こういった要注意の側面もありました。

 

②返品・クレームが多い

 

これも中古買取販売の萎えポイントです。

どれだけ頑張って商品ページに見やすい写真を掲載し、

商品詳細欄に説明書きをしっかりしていたとしても、

お客さんは説明書きなどほとんど見ていません。

 

ほとんど写真しか見ていないと思います。

しかし、僕らからしてみれば、商品を買って欲しいので、

商品写真の撮影にはかなり力を入れます。

 

綺麗な写真の方が売れやすいですからね…。

 

しかしその綺麗な写真と実際に手に取った印象の違い…。

そのギャップが中古に関してはかなりありますね。

 

思ったようなカラーではなかった。ちょっと色あせてる…。

ここのボタンが取れているなんて写真には出ていない…。

写真と違って商品にシワがある…。

これは偽物なんじゃないか?警察にいくぞ…。

 

などなどなどなど…。

日々、本当に色々なクレームの電話が来ていました。

実際、どんなにサイト上にノークレーム、ノーリターンと明記しても、

やはり返品を受けざるをえない場面というのも多々ありますので、

返品もかなり発生します。

 

クレームは本当にどの業界にいても、その対応に精神と時間を削られますよね…。

逆に新品ブランドなどは、綺麗なものであることが前提なので、

中古ほどクレームはないですね。。

 

こういったデメリットを聞くと、だんだん中古買取販売をやるかどうか、

雲行きが怪しくなってきますね…。

 

③商品を出品までの作業工程が多い

 

ラストのデメリットはこれでしょう。

中古買取の流れは、

商品が届く→査定する→買い取る→メンテナンスをする→

採寸する→写真を撮る→出品する→売れる

という感じになります。

 

一方、新品ブランドの販売は、

商品が届く→撮影する→出品する→売れる

とまぁ、中古と比べるとえらい作業工程が少ないです。

 

中古の場合は、買取サイトのSEOがしっかりしていれば、

日々、いろいろな商品が会社に送られてきます。

ただのゴミのような商品からお宝も入ってきますし、

偽物もたくさん入ってきます…。

この大量の商品を1つ1つ確認して値付けして、

お客さんと交渉して、成立するかどうかをやって…。

 

この時点で結構萎えるレベルです笑

実際僕の修行先の会社も、査定が追いつかず、

バックヤードに鬼のようにダンボールが山積みになっていました。

 

そして、買い取った商品は、基本的に個人宅保管のものが

ほとんどなので、メンテナンスをします。

服であればクリーニング、靴であればある程度磨いたり。

 

その後は採寸ですね。

新品ブランドですと、ほとんどの商品のサイズが、

ネットに載っているので採寸は必要ないのですが、

中古の場合はいつのシーズンの商品が飛んでくるかわからないので、

ネットに載っていない場合がとても多いです。

そのため、買い取った商品を一個一個採寸していきます…。

これもまた時間がかかる…。

 

この後の工程は写真を撮って出品するだけですが、

物量が多いのでそこもまた一苦労ですね…。

 

なので、中古買取販売はとにかく粗利が高い、

しかし、作業工程がとても多いので、

新品ブランドの販売は月商1000万を1人でやろうと思えばできますが、

中古買取販売に関しては月商1000万をやるのに、

少なくとも5人は必要になってくるのではないでしょうか。

 

やはりどんなビジネスにも一長一短ありますね。

僕自身も最初は中古買取って素晴らしい!って思い、

新品ビジネスから切り替えようかと思いましたが、

いろいろな裏側を知って、やはり新品ブランドの販売を続けようと思いました。

 

また、これは後ほどブログに書いていこうと思うのですが、

新品ブランドの販売はとにかくハイブリッド。

少ない人数で大きい月商を作りにいくことが可能です。

僕がスイスで出会った新品ブランドのサプライヤーは、

なんと1人で年商35億を販売していました。

 

自分がこれから足を突っ込むビジネスに

どういったメリットデメリットが存在するのか…

始める前にしっかり把握しておくのは大事ですね。

 

(今回のメリットデメリットに関しては、

ある一つの中古のブランド販売をしている会社を

基準にしただけなので、これがどこにでも当てはまるわけではない

というのは認識しておいてください。)

 

では、また次回。

 

G13